結理のタロット・ライフ・セラピー

日々の生活・自然を楽しむ、自分とつながる。

「転職するか、もう一つ掛け持ちでアルバイトをするか迷っています」

今回はお仕事のお悩みです。

タイトルの通り、

まだ具体的な転職先や掛け持ち先は決まってはいないものの、

二つの選択肢で迷われていたので、

「A=転職 B=掛け持ち」として、

二者択一の展開法で、どちらの道が良いかを見ていきました。

 

1:現状ーワンドのナイト

2:Aの道を表す状況ー節制

3:Bの道を表す状況ーソードのナイト

4:Aを選ぶとどうなるかの予想ーカップの4

5:Bを選ぶとどうなるかの予想ーペンタクルのペイジ

 

1の現状は、相談者さまが、目標のわりに今はまだ準備不足であることを表しています。

2のAの状況を表すカードは、

新たな人生への献身、

異なるエネルギーを組み合わせることで創造的に問題解決にあたること、

または、禁欲を表します。

3のBの状況を表すカードは、

無謀さ、また、堕落の傾向を示唆しています。

4のAを選ぶと予想されるカードは、

以前には無視したチャンスに再び目を向けること、

それはリスクを伴うかもしれないけれど、手を伸ばすこと、と言っています。

5のBを選ぶと予想されるカードは、

外的プレッシャーを感じる可能性、

または仕事の後のリラックスを表します。

 

Aプランのほうは、一枚だけ大アルカナの節制のカード。

バランス、節度というカードですが、

今回の質問のテーマに沿った解釈としては、献身、のほうに当てはまるのかなと。

Aの結果予想は、転職のチャンスに目を向け、手を伸ばすこと、となります。

 

Bプランは、掛け持ちは無謀な試みとなること、また、堕落の傾向。

結果予想としては、外的プレッシャーがかかるか、

ソードのナイトが堕落を指しているのであれば、

掛け持ちで働いても、その後リラックスというか、気が抜けてしまう、

という解釈にもなります。

 

二つのプランを見比べてみると、どうやら、カードはAプランを勧めているようです。

 

そして、ここで注目したいのが、Aに出ている「節制」のカードです。

一枚だけ大アルカナのカードですので、大きな意味を持つカードとなります。

 

さらに、このカード、

実は以前にこちらの相談者さまの同様のテーマを別の展開で見た時にも、

「努力すべきところ」に出てきたカードなんです。

 

そして、さらに深くカードを読むと、

節制は、元はアルコールを控える、という意味で、

広くは「禁欲」を表しています。

「冷静になり、自分を惑わす中毒からは身を引き、自分に勝利する」

という意味が含まれているのです。

 

この、前回と今回のカードの一致に驚いたのは、

実は、こちらの相談者さまは、ある中毒的な状態にも、かなり悩まれていたからなんです。

 

この節制のカード、前回に引き続き今回のリーディングにも出てきて、

今の相談者さまにとても重要なメッセージを伝えてくれていたのですね。

 

このように、鑑定のテーマとはまた別の部分で、

カードが大事なことを伝えてきてくれることがあるという、

なんとも不思議な現象があることにも、驚かされます。