「同僚男性が気になります」
話しかけてくれる時に笑顔ということもあって最近気になり始めたという、同僚男性についてのご相談です。
この前までは、他に気になる方がいたそうですが、占いで見てもらった結果がよくなかったようで、今に至るそうです。
今回の彼も運命の相手ではなく、好意的な態度も勘違いかもしれませんが…とのこと。
さっそくヘキサグラムで展開します。
過去：ソードキング
現在：節制
近未来：ワンド６
アドバイス：死
相手の気持ち：カップエース
本心：ワンドペイジ
最終予想：カップペイジ
過去：ソードキング
これまでの恋愛においては、相手よりも自分が優先になりがちだった傾向があるようです。
相手の意見を聞き入れられないところがあったり、発しているサインを無意識的に無視してしまうところがあったかも、しれません。
現在：節制
今のお相手とは、まずは同僚として、感じ良く調和のとれた関係であるようです。
近未来：ワンド６
近い見通しとしては、そこから先は、まだ進展は見えてこないようです。
相手の気持ち：カップエース
これは、今現在では、お相手は相談者さまに、恋愛としての印象は抱いていないようです。
本心：相談者さまのほうでも、実際に先へ踏み込むことに対して、どこか躊躇があるかも、しれません。
もしくは、想いが一方的となっている可能性も示唆します。
最終予想：カップペイジ
これまでの展開の流れをそのままに、３か月ほど先までの予想としては、今以上の進展は、どうやらなさそうです。
今の流れでいくと、お相手との恋は、イメージの中に留まる、といった印象です。
そして、今回のテーマへのアドバイスカード：死
ちょっとインパクトの強いカードですが、これは不吉な予言とか、そういうことではありません。
過去の自分からの決別、生まれ変わること、手放すこと、変化すること、という意味のアドバイスカードとなります。
現時点で予想される流れを良い方向へ変えるために出された、このアドバイスカード。
これが、安心感のないお付き合いが続いている状態であったり、
ずっとアプローチしているけど反応がない、といったような場合だと、
「あきらめて手放したほうが良い」
となるでしょう。
ですが、今回のご相談では、まだ気になり始めたばかりの段階のようです。
お相手は今は、恋愛といった印象で見ていないようですが、例えば、
ぱっと見てわかるようなイメージチェンジをしてみる、ということでも、
周囲からの印象はけっこう簡単に変わったりしますよね。
髪型のアレンジをちょっと変えるだけでも、ひとの印象は全然違って見えます。
でも、この相談者さまは、
「やっぱり好意は勘違いでしたね…。私の印象や内面の意識が変わっても、それは変わらない気がしてきました」
とおっしゃいます。
今回のカードの結果を聞いて、とてもがっかりされてしまったかもしれませんが…
相談者さまのそれを聞いて、私のほうも、なんだか、もったいないなと思いました。
たしかに、今回出てきた死と節制のカードは、今回のテーマのみに留まらず、
もしかしたら、相談者さまの恋愛における課題でもあるのかも、しれません。
そうであるとしたら、なおさら、変わることを恐れず、楽しんでもらいたい、と、
そんな気持ちになりました。
たしかに自分を変えることは、とても大変です。
でも、他人を変えることのほうが、もっと大変、というか、
自分は変わらずに相手だけを変える、
そんなことは、そもそもできないのです。
そして、「運命」だとか、「運命の人」とか、そういうフワフワしたものは、
私は占いなんてことをしていながら、個人的には、信じていません…(笑)
タロットはとても神秘的なツールなのですが、実際に出してくれる答えは、
とてもハッキリとした、時に非情にも思えるほどに、現実的なものです。
タロットには、偽りや優しい嘘なんてものは、ありません。
そんな誠実なタロットだからこそ、カードのくれる言葉を、私は信じています。
そしてその時々のエネルギー状態と流れを、その場にありのままに展開してくれます。
流れが良くなければ、それを変えるためのアドバイスまで、親切に教えてくれます。
タロットでただ未来を知っても、相手の気持ちを知っても、そこにあまり、意味はありません。
未来も、相手の気持ちも、刻々と変化していく、不確かなもの。
展開されたエネルギーフィールドの上で、自分が直接働きかけることができるのは、自分の行動だけ。
この行動いかんで、その後にやってくる未来や、相手の気持ちといったエネルギーにも影響を与え、流れが変わるのです。
タロットは、このようにして未来を創っていける、クリエイティブなもの。
情報をただ知る「だけ」では、もったいないです。
ということで、タロットでエネルギーリーディングをすることがありましたら、
ぜひともその情報を有意義に役立ててもらえたらと、思います✶
