「新たなパートナーがほしいです」
「離婚してから婚活を始めたけれど、なかなかうまくいかない。
これはもしかして、まだ婚活をする時期ではないということなのかと悩んでいます。」
というご相談です。
うまくいきかけそうだった縁談がまとまらず、ちょっと落ち込んでおられるようでした。
「今回はご縁がなかったかもしれませんが、婚活をやめるようにという意味ではないかと思いますよ。
前向きに考えていきましょう^^」
とお声をかけたところ、
「そうですよね。
あ、それから、今は子供たちと離れて暮らしているんです。
将来は子供と一緒に暮らしたいので、子供たちも一緒に幸せになれるようなパートナーと出会いたいです」
と、具体的なご希望を伝えてくださいました。
そこで、
「子供たちも一緒に幸せになれる新たなパートナーと出会うには?」
というテーマで、ホースシューという方法でカードを展開しました。
過去:ワンド9
現在:審判
近未来:ワンド8
周囲:ペンタクルのクイーン
障害:戦車
最終予想:月
アドバイス:ワンド2
過去:ワンド9
これまでは、危機的状況からご自分を守ってきたという経緯があるようです。
現在:審判
現在は、チャンス、良い流れが来ている。
または、家族間での祝福、あきらめていた関係の復活の暗示。
離れている子供さんとのことでしょうか。
近未来:ワンド8
近い見通しとしては、いったん流れがストップする暗示。
また、相談者さまの心が方向性を失い、迷う暗示。
周囲:ペンタクルのクイーン
周囲からは、相談者さまはこのクイーンのような、良妻賢母といった、魅力的な女性として映っているようです。
また、このクイーンのような慈愛ある人物のサポートがある可能性。
障害:戦車
新たなパートナーと出会うのに障害となっているのは、どこか、気持ちに迷いがあること、前へ進む意志を強く持てないことのようです。
最終予想:月
迷い、不安、曖昧な状況を表します。
そして戦車のカードと同様に、月のカードにも、左右に二つの象徴があります。
二つの選択肢、前へ進むことと後退することの間で揺れる気持ちが、印象に上がってきます。
アドバイス:ワンド2
このカードも、先に広がっている更なる世界へ踏み出すには、
今手にしている世界(社会的地位や家族など)は置いていくという、選択のリスクも伴うカードです。
今回のテーマへのアドバイスとしては、
「自信を持って新たな世界へ踏み出しましょう」
と読めます。
「二つの選択肢での迷い」「家族」というキーワードが、展開されたカードからは浮かび上がってきます。
そのままお伝えしたところ、
「今、元主人も含めて子供たちと、家族で出かけたりしています。
それができなくなるということでしょうか?」
というお返事。
やはり子供さんのことは、気にかかるようです。
そして元ご主人とも一緒にということで、審判のカードはこのことを表していたんですね。
それができなくなるというよりは、相談者さまのお気持ちとして、
前へ進むかどうかに迷いが生じると、カードからはそのような印象です。
今回のカードへの質問が、「新たなパートナーとの出会い」としているため、
その目標に対する迷いがあることが、カードに表れているようです。
もしかしたら、元ご主人に後をひかれる気持ちがあって、
それが先へ進むことへの迷いとなっているのかな、と思いましたが、
「元主人には気持ちはないのですが、元に戻りたいという子供の気持ちを考えると、たしかにそうかもしれません。
自分でもちゃんとわかっていなかった心理が、こうしてカードに表れるんですね…
改めてじっくり考えてみようと思います」
というご感想をいただきました。
子供たちも一緒に、新たなパートナーと幸せになりたいという気持ち。
でも、子供たちは、元ご主人と元の家族に戻ってほしいと願っている。
離婚や再婚問題は、子供の立場からは、とてもデリケートな問題です。
進む、戻る、あるいは、このまま。
どれが正解ということでも、ないのだと思います。
子供は小さいながらも考えていたり、小さいゆえに感じることもあったり。
子供に何をどこまで話すかというのも、難しいところではあると思います。
ただ、今よりももう少しコミュニケーションを増やせると、よいようには、感じました。